企業内のオンプレミスの世界とSaaSをつなぐAgent Sの紹介

DevCon 2019でのClaris Connectを解説するセッション後のQ&Aで、(その場にいる誰もが聞きたいと思っていた)Zapierとの違いは何かという問いに対して挙げられていたものの中の一つが、オンプレミスのシステムとの統合への対応でした。これはオンプレミスのFileMaker Serverにも対応するために付加される機能かと思っていましたが、FileMaker社に買収される前のStamplayにすでに実装されていたようです。この技術を解説する、Mediumに掲載された記事を紹介します。


Introducing Agent S: Bridging the Enterprise On-premises World with SaaS

(元記事はこちら)

Giuliano Iacobelli
2018/3/6

クラウドの成長とデータセンターの衰退は、現在の企業システムの現実です。しかし、さまざまな理由(コンプライアンス、データセキュリティ、配信モデル、など)により、すべての企業が完全にクラウドに移行できるわけではありません。

大規模な企業は、自社のデータセンター内にデプロイされたオンプレミスのアプリケーションとデータベースを持っています。これらのアプリはファイアウォールで保護されているため、通常はクラウドサービスに簡単にアクセスできません。

こうした企業にとって、(クラウドとオンプレミスのアプリケーションが混在する)ハイブリッドアーキテクチャが理想的なソリューションであると、我々が考えるのはこのためです。

ハイブリッド統合は、オンプレミスシステム上に存在する情報を取得する問題を解決します。これによって、新しいシステムによる、イノベーション、競争上の優位性、新しいビジネスモデルの推進に道を開きます。

本日、オンプレミスのアプリケーションをクラウドベースのアプリケーションとシームレスに統合できるようにする方法であるAgent Sを発表します。Stamplayのシチズンデベロッパー向けのユーザ体験を活用して、既存の企業システム(データベース、アプリケーション、レガシーシステム)とSaaS (Salesforce、ServiceNow、Box、Netsuite) を橋渡しできるようになりました。

Agent Sを搭載したハイブリッドアーキテクチャ

Agent Sが、企業のファイアウォールで「ポート」を開くことなく、顧客が承認したオンプレアプリ、API、およびデータベースに、Stamplayが選択的にアクセスするための安全な方法を提供します。

このオンプレミス接続には、3つのコアとなる要素技術があります。

  • セキュアなデータゲートウェイ
  • アプリケーションコネクタ (HTTP、SAP、Oracle.. )
  • データベースアクセス

Agent Sは、顧客のデータセンター内でファイアウォールの内側で実行され、Stamplayに接続するためのセキュアなTLS Websocketトンネルを確立します。

このハイブリッド統合モデルにより、Agent SとStamplay間の保護された通信が可能になり、特定のアプリケーション間で渡されるデータを制御できるハイブリッドアーキテクチャの開発が可能になります。

ハイブリッド統合が企業に完璧な中間ソリューションを提供することで、クラウドデータがオンプレミスのレガシーシステムと統合できることを保証し、顧客がビジネスを推進し、独自のペースでクラウド統合に移行する際に最大限の利点を確保します。

クラウド統合への移行とそれによる革新は、ビジネスを前進させます。それは時間の問題です。

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