今回初めてFileMaker DevCon 2019に参加することができ、公私ともにとても充実した1週間を過ごすことができました。
FileMaker社がAPIエコノミーに対してどういう手を打ってくるのかと思っていたら、答えは想像の斜め上を行くものでした。(FileMaker改め)Clarisが買収したStamplayというプラットフォームが、今後Claris ConnectとしてFileMakerと連携することになります。そこで、Stamplayに関する過去の記事を見ていくことで、それがIFTTTやZapierとどう違うのか、Claris社がそれをコントロールすることにどういうインパクトがあるのかを今後探っていきたいと思っています。
今回は、2016年にMediumに掲載された、新機能Flowsを発表する(当時のStamplayのCEO) Giuliano Iacobelliさんによる記事を紹介します。
Introducing Flows
(元記事はこちら)
Giuliano Iacobelli
2016/5/31
今日はStamplayにとって重要な日になりました。私たちは数週間前から情報発信していませんでしたが、その理由を今から説明します。本日、あなたのアプリ内のワークフローを自動化する、従来よりもはるかに強力な方法であるFlowsを紹介します。
従来の機能のTasksは、時代遅れな、IFTTTのようにトリガーとアクションの組み合わせを設定するだけで、多くの場合、機能としては不十分でした。その機能が今回Flowsに進化し、必要な数だけステップを設定できるようになります。アプリが協調して機能できるように、すべてのアプリ部品をいくつでもまとめて連携(orchestrate)させることができます。
Flowsにはまた、選択したあるURLに、実行中に処理したすべての中から好きなものを返す機能もあります。これは、ワークフローを実行するカスタムAPIを簡単に構築し、それらを使って既存の製品を拡張できることを意味します。
また、 Filterと呼ばれる新しい組み立て部品を使って、きめ細かいフィルタリングを行うことができます。Filterコンポーネントを使用して任意のステップの後にルールを設定できるため、データは常に適切な場所に送信されます。
また「Zendeskで顧客を検索する」、「データベースで赤い車を検索する」などの検索(read)操作を実行できるようになりました。searchアクションを使用して、あるサービスで何かを検索し、それを次のステップのinputとして使用できます。
またすべてのFlowで、フローの処理が完了したときに呼び出すURLを指定できます。Stamplayは、Flowの実行中に処理されたすべてのデータを渡します。カスタムAPIエンドポイントをGUIで構築できるのはとても便利です。
このツールを使ってみなさんが何をするのか、本当に楽しみです。今すぐチェックしてください!(リンクは無効でした。)