RESTfmがオープンソースに

RESTfmを使えば、既存のFileMaker Serverを簡単にRESTful Webサービスにすることができます。ということは、FileMakerをバックエンドにしたJavaScriptフレームワークによるSPAs(シングルページアプリケーション)が実現できることになります。
今回は、先月GoyaがRESTfmのオープンソース化を発表したブログ記事を紹介します。


goya

RESTfmがオープンソースに
(RESTfm goes Open Source – RESTful Web Services for FileMaker Server now free)

Nicholas Orr
2015/7/7

2012年にRESTfmの最初のバージョンをリリースして以来、すべてのDevConで紹介してきたにもかかわらず、この製品は我々が提供する製品の中でもっとも理解されず、使用もされませんでした。DevConに出席する開発者にとっては、BaseElementsのようなツールの利点は簡単に見ることができ、RefreshFMの製品コンセプトを理解することもできます。

しかし、私たちが会うFileMaker開発者の中では、Webサービスの開発にも関わっているのはごく限られた一部の人だけでした。そのため有償で提供されていたRESTfmは、元々そのような製品を欲しいと思っていた人にしか訴求しませんでした。しかしRESTfmが実現することはそれだけではありません。例えば我々は次のような用途で使用しています。

  • iOS向けのソリューションを提供
  • 1回のみのログインコードでユーザを登録
  • フィールドに書かれた請求書情報を経理部門にPOSTで送信
  • BizTalk経由でSiebelのソリューションからFileMaker Serverへの通信を実現
  • iOSとデスクトップの完全な同期システムを実行
  • ネイティブのiOSアプリにFileMakerデータを提供

Webサービスはこのような種類のシステムを実現します。

RESTfmはこれをただ可能にするだけでなく、既存のFileMakerソリューションから簡単に行えるようにします。そして我々は、より多くの人々がこれを試して、自分の目で見てみてほしいのです。

我々はオープンソース化します

そこで我々は、RESTfmを従来の有償製品からオープンソースモデルに移行し、その代わりに有償の年間スポンサーシップを追加しました。すべてのFileMaker開発者に、RESTfmを試してみて、FileMaker Serverのデータを使ってWebサービスでどのようなことが実現できるのかを見ていただきたいと思います。

RESTfmのソースコードは、MITライセンスによって、以下のGitHubリポジトリで公開されています。

https://github.com/GoyaPtyLtd/RESTfm

以下からダウンロードできます。

https://github.com/GoyaPtyLtd/RESTfm/releases/download/v3.4.0/RESTfm-3.4.0.zip

サポートパッケージには、無償の同期用フレームワーク、サンプルファイル、有償のサポートオプションへのアクセス情報が含まれています。スポンサーシップは、個人が$199、一人以上の開発者がいる企業向けが$399です。

http://restfm.com/purchase (訳注: こちらは終了したようです。)

我々は今後、RESTfmおよびサンプルコード、同期フレームワークをさらに充実させる計画です。RESTfmをオープンソース化することによって、我々が今までに享受できたメリットを、より多くの人々に届けたいと考えています。

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